

道具一つ片付けられないチームに、
いい仕事はできない。
「出した道具を、元の場所に片付けられない」 そんな現場の小さな悩みから、私たちのGAPへの挑戦は始まりました。2014年、作業のムダを省き、効率を上げるために、れんこん生産者として日本で初めてこの認証を取得しました。
しかし、取り組みを通して気づいた事は、GAPは単なる「認証」や「ルール」ましてや「商品に対する付加価値」ではないということです。
それは、スタッフ一人ひとりが自ら考え、次の人のために動く「自律」の心。
そして、最高の品質をチームで作り上げる「共創」の形そのものでした。
今では、このGAPという強固な土台があるからこそ、私たちは迷うことなく、耕作放棄地の再生や60ヘクタールの広大なフィールドに挑むことができています。
カワカミ蓮根の全ての取り組みを支える、私たちの「根っこ」となる仕組みです。
01. 組織 G.GAP

02. 地域 耕作放棄地の再生
BEFORE AFTER
玉名でれんこんを作らせてくださって、ありがとうございます。
私たちが今、こうしてれんこん作りに打ち込めるのは、熊本・玉名の豊かな土地と、それを見守り、私たちを受け入れてくださった地域の方々のおかげです。その感謝の気持ちを、どうすれば形にできるか。その答えの一つが、耕作放棄地の再生でした。
私たちは800万円を投じて、8ヘクタールもの荒れ果てた土地を、再びれんこんが育つ場所へ変えました。
熊本のれんこんは、まだ全国的には誰にも知られていないかもしれません。でも、だからこそ私たちは、この玉名の地を誰もが認める確固たる産地へと「再生」させたい。
失われかけた景色を取り戻し、この土地に新しい価値を創ること。それが、玉名への私たちなりの恩返しです。

03. 環境 SDGs
地下水と海、
そして命と向き合う
「共生」の設計。
私たちが目指すのは、自然から奪うのではなく、自然とともに豊かになる「共生」の形です。
熊本の宝である地下水を守るため、私たちは独自の節水システムを構築しています。
タイマー制御によって、1反あたり45分。
蒸発して減った分だけを、必要な時に、必要な量だけ継ぎ足す。
私たちは、圃場の水を一滴も無駄にせず、同時にオーバーフローしないよう、畔(あぜ)を高く作り、止水板で圃場をぐるりと囲い込みました。
この徹底した管理こそが、私たちの「資源への敬意」です。
また、広大なフィールド「滑石(なめいし)」のすぐ隣には、豊かな海が広がっています。
農薬に弱く、繊細なれんこんを見守りながら、最小限の水で育む。
この緻密な設計が、ハスの花に集うミツバチや、周辺の生き物たちが安心して暮らせる環境を守っています。
04. 人 ブライト企業
熊本の農業法人で初めて認められた、進化し続ける「働きやすさ」
「農業はきつい、汚い」という古い常識を、私たちは少しずつ自分たちで塗り替えてきました。
その挑戦の証が、熊本県が認定する「ブライト企業」です。
これは、働く人の環境や待遇が優れている企業に贈られる、いわゆる「ホワイト企業」の証。
熊本県の農業生産法人として、この認定を第1号で取得したのはカワカミ蓮根です。
私たちの改革に終わりはありません。
「働くスタッフが、少しでも楽に効率良く笑顔で働ける職場を」 その想いを形にするため、2026年度からはついに「週休二日制」への移行も決定しました。
未経験からでもプロを目指せる仕組みを整え、スタッフが未来を描ける場所を、今まさに創り上げています。
働く人が笑顔でなければ、最高のれんこんは作れない。
この笑顔をさらに輝かせるために、私たちは進化を止めません。


05. 現場 試食販売
作って終わりじゃない。自分たちの手で、想いまで届ける。
農業生産法人が、自ら店頭に立って試食販売を行う。
これは、農業では珍しいカワカミ蓮根ならではのこだわりです。
私たちは、自分たちが手塩にかけて育てたれんこんを、人任せにはしたくありません。
「ここのは、シャキシャキ感が全然違うね!」 その一言を直接いただくために、
スタッフ自らが現場へ赴き、お客様一人ひとりと対話を重ねます。
60ヘクタールの広大なフィールドから、一軒のご家庭の食卓へ。
お客様の「おいしい」という笑顔を直接確認し、その喜びをまた次の土づくりへと繋げていく。
この「作る」と「届ける」を地続きにする情熱こそが、カワカミ蓮根が誇る、最後の、
そして最大の品質管理です。





